「頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書」を読みました。(タイトル長い・・・。)
読んでみようと思ったきっかけは2つ。
1つはわたしもクラウドソージングでライティングをしていたことがあるから稼げるコツがなんなのかを知りたくて。
もう1つは、友人のayanさんのインパクトあるチャイナドレスの記事に登場していた方が著者だったから。
記事はこちら→神戸・南京町&ハーバーランドでチャイナドレス撮影会をしてきました!
今回は読んだ感想とクラウドソージング&在宅での仕事の経験者として感じたことを。
めっちゃ長いです。
プラスαの業務がまとめてあるのは参考になる
ライターに限らず、個人でクラウドソージングで仕事をするには、クライアントとの交渉など「受注内容以外の業務」もでてきます。
納期が厳しい時の対応の仕方や不明点の問い合わせ。
請求書の発行の仕方や管理。
依頼の断り方。
などなど。
私がクラウドソージングで受注していたのは8~5年前で、クラウドソージング自体が出始めのころ。
受注の仕方のノウハウはあっても仕事を進める上でのノウハウは情報が少なく、経験を積みながら手探りでやっていくしかありませんでした。
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書(長いので以下はライター強化書とはしょります)には、こうしたクライアントとのやり取りに関する部分も掲載されているので、個人で仕事を受注する上で参考になる点があります。
ライターに限らず、自分で仕事をとる個人は読んでおいて損はないです。
仕事であれば当然すべきことをきちんとやる
ライター強化書を読んで「これはやってなかった」という部分が多い人は、厳しい言い方になりますが「仕事」になっていない可能性があります。
そこがリピート受注ができないポイントなのかも。
稼ぐためには「やるべきこと」きちんとやるのが大事。
マニュアルはどこまで読むべき?
ライターマニュアルはすべて読もうという内容が書いてありました。
全部読んで当たり前です。
自分で買った家電の取説などはちがい、ライターマニュアルは「私は読まない派」というのは通用しません。
たとえば、8時始業の会社に9時に出社して「前の会社は9時だったんで、9時からだと思っちゃいました」なんて通用しませんよね。
就業規則をちゃんと読めってことになります。
ライターマニュアルも就業規則と同じ。
クライアントごとにライティングの基準や納品方法などは異なります。
似たような内容であっても細部が異なることも多いので、すべてに目を通すのは必須。
マニュアルに沿わない内容であればクライアント側は修正の手間が増えます。
当然、次からは頼まれません。
SEOを意識する
SEOを意識するというのはWEBライター独特のスキルだと思います。
記事が検索にひっかかりやすいほど、多くの人に読んでもらえるチャンスが増える。
クライアントとしては、当然、上位表示が望ましいわけです。
文章としてまとまっている、内容がいい、というのはもちろんですが、WEB上に掲載されるメディアであればSEOを意識するのが当然と思って正解。
マニュアルや依頼書にSEOのことは何も書いてない場合もあるけど、それは「やって当たり前」となっているから。
書いてないからやらないのはアウト。
検索エンジンの匙加減しだいで、意識して書いたからと言って必ずしも上位表示されるわけではないけど、SEO意識のまったくない文章はクライアントからプロ意識がないと判断されても仕方がありません。
お金をもらって書く文章は商品
「クライアントが求めるもの、満足できるものを納品する」
ここが個人で仕事ををする上でのキモになるんですよね。
文章の場合、個人ブログであれば好きなことを好きなように書けばいいけど、お金をもらって文書を書くとなるとそうはいきません。
依頼の内容をよく理解して、満足してもらえる文章を納める必要があります。
お金をもらって書く文章は「特注品の商品」。
クライアントの要望を兼ね備えたうえで、より分かりやすく、読みやすい文書をつくる。
これができれば稼げるんじゃないかなって思います。
ライター強化書には、ライターとして必要な要素がいろいろ掲載されているので、これからライターをやりたいと思う人は読んでおくのがおすすめ。
文章を書くのが好きってだけでは成り立たないということがわかるし、身につけなきゃいけないスキルも見えてくると思います。
経験者として感じたこと
私は通販サイトの商品コピーを受注していました。
webライターというよりはコピーライターに近いかんじかな。
ここでは、ライターとして、ではなく、クラウドソージングで自宅で仕事をする子持ち主婦としての経験から本を読んで感じたことを書いてみます。
職場が家庭である難しさ
私がライターをやっていたころはガラケー時代。
スマホで仕事をすることはありませんでしたが、スキマ時間の活用はしていました。
夏休みとか土日とか、子どもたちが学校が休みの時は特にまとまった時間をつくりにくいのでどうしても細切れの時間をうまく繋ぐ必要がでてきます。
ただ、生活の場が職場である、という難しさもでてくるんですよね。
家族と過ごす時間の中で、何もかも仕事第一にしてしまうと、感情のすれ違いやひずみも生じます。そこは注意が必要。
「夕食後団らん時のCM中」
ここをスキマ時間と考えるかどうか。
夫婦、親子の間で見解を一致させておくと余計なトラブルを防げるかな、って思います。
家族でわいわいやっているときに、ちょこちょこスマホをいじっているのを周囲が心よくおもっていない場合もありますからね。
スマホで手軽にメールの確認等ができるようになった分、家族の時間と仕事の時間のけじめがつけにくくもなっていると思うので、ちょっと注意したほうがいいかなって思います。
一緒にいるときに妻や母が仕事優先って意外と嫌がられたりするんですよねぇ。
私であれば、団らん中は家族の時間と割り切って仕事はせず、もし、急ぎで仕事をする必要があればその旨を説明して団らんの輪から外れて仕事をします。
さほど自由ではない
息子たちが小学生のときに在宅で仕事ができたのはラッキーでした。
特に三男は喘息があり、病院に行くことも学校を休むことも多かったので、あるていど時間に自由が利くのはとてもありがたかったです。
でも「在宅=時間が自由」ではありません。
納期を守れる範囲内で融通をつけることができるだけです。
夜に息子のが熱を出し翌日は病院に行きたい。
納期は翌日の夕方。仕上げるには3時間は必要。
こういう場合は、夜に睡眠時間を削って作業をして病院に行く前に納品してました。
会社勤めに比べると仕事をする時間帯は広がるけど、広がるがゆえに追い込まれることもあるのが在宅勤務。
主婦の場合、家のことと仕事のバランスを取りながらになるので結構ハードです。
「好きなことを仕事にする」「好きなことだけする」
好きなことを仕事にするには段階を踏むべき。
これはまったくその通りだと思います。
「好きなことを仕事にする」と「好きなことだけする」は似ているけど、まったく違う。
仕事にするというのは、やったことに対して代金をもらうということ。
ただ単に「〇〇が好き」「〇〇が得意」というだけでは仕事にはなりません。
対価を払うだけの価値を持たないと、単に好きなことをしているだけになってしまいます。
そして仕事になれば「やらなきゃいけない好きじゃないこと」も増えます。
クライアントとの交渉とか、帳簿の管理とか、営業や事務もこなさないといけなくなりますからね。
「好きなことを仕事にする」
そのためには努力が必要。
でも、私もそうなれたらいいなーと思います。
日々、目標に向かって頑張るのみですね。
と、長くなりましたが、自分に何ができるのか、何がしたいのか、を見直す機会にもなったので、この本は読んでよかったです。
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