夫が会社で会議中に倒れ、救急車で運ばれ入院しました。
幸い10日の入院で済み、後遺症も残らずに順調に回復中。
忘備録もかねて、今回の入院費用や生命保険のこと、退院後の職場復帰についてまとめました。
まだ自宅療養中なので今後あたらな展開があれば更新していきますね。
入院の費用は検査の内容や、症状の重篤さによってまちまち。
我が家の場合のケースとなりますが、急な入院の参考になれば嬉しいです。
夫が倒れたときから現在までの流れ
会議中に倒れた当日のこと
会議中に発言しているところで急に黙り込み、「思案中かな」と思ったらどうも様子がおかしい。
話しかけたら意識混濁と言語障害があり、「これは普通じゃない」と社長判断で即救急車を呼んでくれたそうです。
(倒れたといってもバタンと倒れたわけではありません)
私が病院に着いた時には意識もはっきりしていて、言葉も若干出にくい感じはあるものの普通に会話ができました。
診断としては「脳梗塞急性期の疑い」。
CTとMRIで明らかな脳梗塞の所見はないものの、症状的には脳梗塞の要素が強い。
血栓が一時的に詰まって、検査の前には流れた可能性もあるとのこと。
再び血栓が体を巡ってどこかで詰まる可能性があるので、これを防ぐ治療をしながら経過を見たいということで1~2週間の入院治療との説明でした。
入院中の経過
幸い予後の経過がよく、時間の経過とともに言葉の出にくさも解消。
3日目くらいには違和感なく会話ができるようになりました。
脳梗塞は時間が経過してから所見がでることもあるそうで、入院2日目に再度CT、MRI。
3日目に脳の血管の造影検査。
検査の結果、脳梗塞や脳内出血の所見はなし。
念のためもう少し脳梗塞の治療を続けて経過をみたい。
血管の造影検査で動脈瘤の疑いがあり、経過観察が必要。
血圧は搬送時で220オーバー。
入院中140~180で1日中での変動も大きい。
血圧の治療が必要。
症状としては血圧以外は問題がなく、点滴での治療が1週間。
点滴をやめての経過観察が3日。
計10日間の入院のあと、血圧の治療を継続しつつ退院となりました。
退院から現在(退院1週間)まで
年末の繁忙期ということもあり、ここ3か月ほど残業続き。
明らかにワークオーバーな状態でした。
年齢的に不具合が出始めるころとはいえ、今回倒れたのは、身体に負荷がかかり過ぎたことが一番の原因。
病院から、すぐに職場復帰して同様の状態でもう一度同じことが起きたら、確実に症状は重くなる、しばらく自宅療養が望ましいとの診断。
とりあえず有給がまだたっぷりあるので、年内(2週間)は有給休暇。
年が明けてからの復帰時期と仕事量については、自宅療養中に会社と交渉。
紹介状をもってホームクリニック(家の近所の内科)を受診。
今は血圧の経過をみながら薬を調整してもらっています。
(最初のは効きすぎて頭痛がして、変更してもらって様子見中)
会社(社長)とは年内に一度話し合う予定。
うまく折り合いがつけば復職、ダメなら退職か休職か・・というところ。
とりあえず、元気なのでよかったです。
入院中の費用
実質かかった費用
入院の総額は158,450円。
内訳は医療費が146,030円、食事代が12,420円。
そのほかの費用。(金額はざっくり)
- 病院内コインランドリーでの洗濯代 800円
- テレビの視聴カード代 1,000円
- ティッシュなど消耗品代 1,000円
- 水とお茶のペットボトル代 1500円
- 病院への交通費 6000円
合計約10,000円。
全部で約17万円。
病院から請求される金額のほかに、こまごまとしたお金が出ていきますね。
差額ベッド代について
初日のみ差額ベッド代のかかる部屋に入りました。
でも、タイミングよく2週間くらい前にちょうどTwitterで差額ベッド代のツイートを見たところだったんですよ。
自分が入院する際に「個室しか空いてないから個室金額の差額了承するサインして」言われたら「それって病院都合ですよね?厚労省から病院都合の個室の場合は大部屋料金で良いと聞いていますが」言ったら書類下げて個室だけど大部屋料金になったので、皆も入院する際は覚えておくといいよ >RT
— マカロニさん@3日目東G20a (@macaronicheese0) 2018年11月13日
夫曰く「ほかに部屋がない」と言われたそうで、これは請求対象外のはず。
しかも、倒れた当日、私が病院に到着するまでの間に倒れて治療中の夫に室料支払いの同意書にサインさせるってなんだかねぇ。
入院手続きの時に、「この差額ベッド代は病院都合だから、厚生労働省の通知している内容では請求されないのでは? 倒れて運ばれた直後に説明してサインさせるというのもどうかと・・・」っとダメ元で伝えたところ、即取り消しになりました。
そして「無料のお部屋に空きができたので移れます」と。
なんとも素敵なタイミングで空きが出たようで、4人部屋の差額ベッド代なしの部屋に移れました。
大部屋でもOKであれば、勇気をもって差額ベッド代の支払いが本当に必要か確認してみるとよさそうですよ。
ちなみに、当然ですが別段このことでその後の待遇に不利益とかはありませんでした。
退院後のための費用
血圧の治療をすることになったので血圧計。
オムロン 上腕式血圧計 HEM-7131
冬の入浴時に血圧が大きく変動する「ヒートショック」予防のために脱衣所の暖房。
TEKNOS スリムハロゲンヒーター300W
これを退院にそなえ入院中に購入。
合わせて約8,000円。
おまけ的なものだけど、想定外の出費はイタイですね。
生命保険のこと
生命保険の給付金の額
夫の加入していた生命保険の内容。
- 入院給付金1日 7,000円(特定疾病倍型)
- 入院一時金 入院給付金の5倍
脳梗塞の疑いという診断だったので、特定疾病に該当しました。
なので入院給付金が2倍。
これについてはデメリットもあるのでそれはこの後に。
入院給付金 1日14,000円×10日=140,000円
入院一時金 7,000円×5=35,000円
合計175,000円
入院中にかかった費用はほぼ給付金でカバーできることになりました。
ありがたい。
今回は領収書の控えだけで申請OK
申請は領収書のコピーのみでOKでした。
病名によっては診断書が必要な場合があるとのこと。
このあたりは生命保険会社によって異なるので、聞くしかないですね。
診断書発行だと時間もお金もかかるので早めに確認するのがおすすめ。
新規に生命保険には入れないかも
生命保険の担当さんが家にきて、給付金の説明と手続きをしました。
その時に、今後のデメリットについての話があったので、それも書いておきますね。
生命保険に加入するときには健康告知がありますよね。
「脳梗塞での入院」という病歴がつくことで、今後新たに生命保険に加入するのは難しいとのこと。
現状加入している保険を更新することはできるけど、乗り換えはできない可能性が高いそうです。
ただ、今回は疑いとついているので、医師から「脳梗塞ではありませんでした」との診断書が出れば加入は可能。
ただ、「脳梗塞でした」という診断は出ても、「脳梗塞ではなかった」という診断はなかなか出ないそうなんですよね。
今の保険の満期は65歳。
その後は、病歴があっても加入できる医療保険など選択肢が狭められることになりそう。
私は若い時に加入した保険を見直しもせずに継続していて、成人病とか三大疾病とかへの備えは手薄。
今のうちに保険を見直そうかなーと思ってます。
何か病気してからだと新たに加入するのは難しそうですからね。
生命保険はややこしいので一度専門家に相談してみようかと思ってます。
加入している生命保険会社だと、そこの商品しか説明してくれないので、もうちょっと広範囲に説明してくれるところにね。
こことか→保険マンモスの無料保険相談
健康保険からもどってくるお金もある
今回は高額医療費には該当しないのですが、加入している健康保険独自の補填があります。
自己負担の最高額が決められているので、そこを超える分は還付されます。
まだ、手続きをしていないので金額ははっきりわかりませんが、数万円戻ってくるような?
会社員のセーフティーラインは、いざという時頼りになりますね。
退院後のこと
血圧の治療
退院後は血圧の治療のみ継続が必要となりました。
運び込まれたのは大学病院だったので、家の近くの病院で治療をすることに。
紹介状をもらって、家から近いクリニックに通い始めました。
血圧を下げる薬を飲んで、血圧の記録をつけているところ。
まずまず安定しているようなので、今後も薬をのんで定期的に通いながら様子をみることになりそう。
完治するというわけでもなく、長くかかりそうなかんじ。
退院後の仕事のこと
会社同意のうえで退院後に約2週間の有給休暇をとりました。
入院期間と合わせて、ほぼほぼ有給を使い切るかんじですね。
この間は、血圧の治療のためにクリニックに通い、検査したり、薬の効き具合を確認するのに通院したり。
それと並行して、会社と今後についての話合いをしています。
復帰にあたっての条件の交渉は最終的に社長と直談判になるので、双方納得できる着地点があれば復職、なければ退職ですかね。
これについては、なるようにしかならない。
こちらの希望としては、担当する仕事量を減らしたいということ。
それで給与が下がる分には仕方ないですね。
状況をわかっている会社で、治療しやすい環境を作ってもらうのが一番働きやすそうだけど、どうなるかは今後の流れ次第。
とりあえず、私もフルタイムで働いているし、長男も就職してるし、食べていくらいはきっとなんとかなるはず。
まとめ
- 生命保険は病気になる前に入っておくべし
- 入院代はカードで支払うと、引き落としまでに生命保険の給付金が入る率が高い(ポイントもたまる)
- 入院中は細かな支払いで現金が出ていく
- 差額ベッド代は本当に支払いが必要か勇気をもって確認しよう
- 夫が入院すると、説明を聞きにいったり手続きなどで妻の有給休暇もどんどん減る
- 健康保険の還付金の手続きは忘れがちなので注意が必要
- 急に働けなくなることもあるから貯蓄は大事
そして何より、健康が一番!!
仕事とプライベートのバランスをとって、健康状態に気をつけて過ごしましょう!
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